マッサンが見た風景

2015年3月3日
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行って来ました。余市蒸留所。
写真 1 H27.03.03
余市蒸留所とは、正式名は、ニッカウヰスキー株式会社北海道工場と言い、1934年(昭和9年)マッサンこと竹鶴政孝氏により開設された蒸留所です。
当初は、余市で採れるりんごを使い、りんごジュースやワインを製造しておりましたが、1940年(昭和15年)にニッカウヰスキーに社名を変更し、ウイスキーの出荷を開始、折からの太平洋戦争時にはウイスキーが統制品となったため海軍の管理下に入って製造を続け、その後大阪の株主より、朝日麦酒に株式が譲渡され紆余曲折あったものの本物のウイスキーを造ると言う竹鶴政孝氏の一貫した姿勢は変わることなく、今でもシングルモルトウイスキー『余市』がここで造られているのです。そしてこの蒸留所自体が北海道遺産に認定され、平成17年には、敷地内建物のうち9棟が、国の登録有形文化財に登録されております。
写真 2 H27.03.03

「来てよかった!」の一言です。

文化財ともなった建物、『マッサン』で出てくる見慣れた風景も良かったですが、まず余市蒸留所の姿勢が素晴らしい。

入館料は無料、敷地内は希望すればガイドが案内、写真撮影は自由、そしてウヰスキー等の試飲が可能でありした。
前日暴風雪の網走では、1080円の入館料を支払った施設での滞在に、あまり良い印象を持てなかったので、マッサンそして受け継いだ関係者にとても良い気持ちにさせていただきました。

余市蒸留所の案内、見て来たことに関しては、機会を改めますが、試飲会場から見えた風景が、何と無くNHKテレビ『マッサン』で、マッサンが初めて余市に来たとき眺めた風景と似ている感じがして、魅入られてしまいした。
雪と凍りに覆られた余市川その背後に連なる山々、そしてすぐ右に行けば日本海です。前日道東で暴風雪に見舞われた私は、好天の余市でほんわかのどかな気分にさせられました。

写真 3 H27.03.03

余市には、それまで何回か来たことがありましたが、焼酎党の私は、鹿児島では焼酎工場に行くことはあっても、余市ではウイスキー工場に立ち寄ったことはありませんした。
そしてマッサンこと竹鶴政孝氏とニッカウヰスキーの成り立ちそしてその伝えたいものを知ることがなかったのです。

テレビでもそうですが、マッサンの周りには人か集まり、とても良い気分にさせてくれますね。
余市蒸留所は、本当に気分を良してくれました。あの風景とこの人がマッチした素晴らしいコントラストだと思い、余市蒸留所を堪能しました。

注   試飲ができたから言っているのではありません。どれくらい飲んだか?ですって。『一応』①余市10年もの②竹鶴17年もの③ワイン22度それぞれ1杯づつと案内されております…。