3月23日に、東京都内で桜の開花宣言が出されました。
開花の標本木は、靖国神社にあるソメイヨシノで、平年より3日、昨年より2日早い開花です。
本日、3月31日ころが満開となるそうです。
鹿児島、宮崎に続いて22日には北部九州でも開花となり、徐々に桜前線は北上するのでしょう。
これからの時期、日本国中で桜の景勝地が案内されます。 桜前線の北上と同じく、魚好きの私は、春の楽しみが始まります。
九州の魚が特に好きな私は、冬の代表『さば』が終わるのとときを同じくして、今度は『うに』の時期の到来にワクワクします。
赤なまこが産卵を迎えるころ、新ワカメが採れます。剣先いかが美味しくなる時期でもあります。うには、鹿児島阿久根、大分佐伯、熊本天草と有名ところを北上し、やがて玄界灘に春を知らせます。
2月中に鹿児島で、今年初めてのうにを食したところ、今月は、福岡市の鮮魚店に、玄界地物のうにがもう並べられておりました。やがて超美味である『唐津の赤ウニ』が手に入るようになると、夏がやってくるのです。
『さくら』も『うに』も北上中ですが、少しずつ季節の動きを知らせるのは、日照時間です。昔の人は、猫の額くらい、少しずつ陽が長くなると評しましたが、本当だと思います。
自宅近くの公園でも、子どもたちに帰宅を促す『夕焼け小焼け』は、冬期時間の午後4時30分から、午後5時に戻ります。この広大な公園は、例年都心より1週間以上桜の見頃は遅いです。
これから春休みに入ることもあって、行楽各地の開園時刻も延びるでしょう。
この1ヶ月、鹿児島、福岡、北海道、岡山とあちこち廻ってまいりました。暴風雪の女満別空港、半袖でも寒くない九州、いろいろありました。
同じ時期でも、地域によって気候、服装、食べ物が異なるのは、不思議な感じがします。
でも、時期は違えども、さくらは、必ず咲くのです。さくらは、日本を象徴する草木とされるのがわかるような気がします。
皆さんは、今年どんなさくらを眺め、何を感じられるでしょうか?