弁護士に相談しよう!と決めた問題は、電話やメールで簡単に解決するものではないはずです。

2016年8月29日
きさらぎ法律事務所では、事務所内での初回の相談料は無料で、相談時間の制限を設けておりません。

また、電話メールのみでの相談は、お受けしておりません。きさらぎ法律事務所のホームページその他で、既にこのシステムを知っておられる方で、相談の申し込みをなさった段階で質問を受けたり、ごく稀に、私からお尋ねすることがあります。今日はまず、『質問』を受けた場合をお話します。

若いころからいつも思っていたのは、電話メールのみでの『法律相談』はあり得ないと言うことです。それは、法律知識を差し上げるガイドにしかなり得ないのです。皆さん、そのときご自分が一番知りたいことを聞きたいのです。そして、自分が期待する答えが欲しいのです。その前提でご質問されて、短時間で応答するなら、ストーレトに『Yes』『No』しか申せません。

しかし、それを聞いたからどうなるものでもないはずです。実際に、ご自分が電話なりで、弁護士から聞いた『結論』を、トラブルとなっている相手に言ったところで、「はい、わかりました」とはならないでしょう。要するに、解決にら至らないと言うことです。

きさらぎ法律事務所に電話を架けて来られて、例えば「ちょっとだけ良いですか」とか、「電話で済むことなんですが」とか言われる方がおります。この方々は、弁護士福本悟を買い被っておられます。ホームページ等をご覧になって、私が解決までの法律相談を心掛けていることをご承知の上で、事務所に来ることなく、簡単に解決してしまいたいとお考えです。

しかしながら、どんな案件でも、事務所等で面談して、時間をとってお話しない限り、『解決』する法律問題はありません。私はスーパーマンではありません。そもそも電話で済ませられると考えておられることが問題です。

また、メールで相談申し込みをされるにあたり、ときに『質問』が書かれていることがあります。私は、面談するまでお答えしません。これも簡単に済ませられるとの勘違いがあるわけですが、質問の前提事実はわかりませんし、そもそもその質問が、解決につながるかわからないです。裁判所の司法委員を務めているとき、よく弁護士に依頼していない本人訴訟に臨んでおられる方が、『弁護士がそう言った』と言われることがあります。

たいていは、その事案の解決につながらない、端的に言ってその方の独りよがりな観点からの質問について30分無料相談あたりの弁護士の回答を持って来られます。でも、割と強く、確信を持って弁護士が…と言われる方には、「それならその先生を連れて来てください」と申し上げます。単に聞かれたことを答えただけではない、この回答により解決になると弁護士が判断したのであれば、受任します。放っておけないのも、また専門職弁護士の習性です。

相談申し込みをされた方から指定がない限り、電話であれメールであれ、初回無料相談の日程については、全て私が折り返し電話しての決めます。その折、どんな相談なのかなんて聞きません。とにかく事務所に来ていただいてからであります。この点、「本当に先生は、何も聞かれないんだ」と依頼者とかなられた方から言われることがあります。

人間会ってからスタートです。顔を合わさないうちに、あれこれ言われて、信頼できますか?とも言えましょう。

『質問』で多いのは、「〇〇は得意ですか?」と、「費用はいくらですか?」があります。費用については、初回の相談料は無料ですが、本当に無料なのかと訝しがる方もおられます。でも、そんな質問をされる方のほとんどは、弁護士が関わって事件処理する場合、どれくらいお金がかかるのかと言う不安があるのだと思われます。

でも、よく考えてください。

どんな相談内容か、何をしたら良いのか、そもそも依頼を受けられるのか全くわからないのに、どれくらい費用がかかるかわかりようがありません。ですから初回無料相談なのです。相談を受ける前、顔を会われせる前には、「初回の相談料入りません。相談後、何をするか方向性が決まって、だいたいの弁護士費用の説明ができます。そのとき説めきいたします。」と言うに留まります。これだけお金がかかるならやらない、すなわち権利侵害を受けている、助かりたい!のであっても、弁護士に依頼することはない、だから相談しても意味がないとお考えであれば、本当に悲しく辛いことです。

少なくともこれこれをやると決めて、相談者が依頼の意思を表明された場合、費用がネックで依頼をお断りしたことはありません。お金なんてどうだってなるんです。費用を最初に言われる方は、実はその件に関して困っていないか、その希望要求が、いわゆる無理筋、すなわち到底通らない案件なのです。とにかくお会いするまで、お金の話はいたしません。初回無料相談を受けれられた方で、法的対処が必要だと判断した場合ーーほとんどがそうですーーは、これからやるべき事項の費用の説明はいたしますし、弁護士会の報酬会規をお渡しします。

それで、依頼の有無を検討していただくべく、持ち帰っていただくのです。

きさらぎ法律事務所では、出張相談も、訪問相談も行います。ですから、そちらに行けないから電話で……は通りません。

電話で済ませたいとお考えの方は、本当は困っていないか、逆に深刻な事態であることを飲み込めず安く、あるいは簡単に済ませたいとの間違いをしているのです。

電話で済むのはガイド程度であり、それは解決にならないどころか逆効果にもなります。このとおり私のほうから、相談の申し込みを受けた段階で、特にお話することはなく、とにかく事務所に来てもらい、お話を伺うことからスタートなのです。顔を合わすことで、信頼関係は生まれるはずです。